3 years ago • 11 notes別の切り口でいうと、そもそもスペイン風邪も弱毒性だったということはないのだろうか? 根路銘著「ウイルスが嗤っている―薬より効き眠くならないカゼの話」(参照)では「なぜ、スペイン風邪は猛威をふるったか」でこう述べている。
スペイン風邪のウイルスそのものが病気を起こす力が非常に強かったという説もある。通常、インフルエンザウイルスの攻撃は、呼吸器止まりである。それも ほとんどの場合、鼻や喉で人間の防衛軍に撃退される。インフルエンザが通常、軽症に終わるのはこのためである。ところが、なかには肝臓や脳にまで侵入して くるやつがいる。
BBCの解説図のH5N1は肺に及び、肺炎も起こしうる。H1N1は喉までの侵入だが、この系統ならいつも弱毒性ということも言い切れないのではないか。
根路銘は同項目で次のような指摘もしている。まず、考えられるは、肺炎を起こす細菌のいたずらだ。インフルエンザに冒されるとウイルスは喉に下って、その粘膜を破壊する。(中略)さらに細胞の破壊が進めば、毛細血管も傷つき、出血が起きる。こうなると、さまざまな細菌が増える土壌ができる。(中略)スペイン風邪を例にとれば、おそらく肺炎を起こす細菌が増殖して、肺に侵入した結果、合併症が起きて宿主の命まで奪ってしまったと考えられる。