対策段階の引き上げ見送り 首相、地域拡大防止に全力 [excite.co.jp]という報道だけでは、関西以外には広まっておらず冷静に対応しないといけないな位しか読めないのですが、内科開業医のお勉強日記 [exblog.jp]によれば、
関西での発見のきっかけはたまたま神戸が検査の網をひろげていたからであり、網を広げていない他地域での広がりは相当想定される。
ところが、
事の経緯をみれば、神戸は国の方針に反し、”渡航歴の有無にかかわらず”新型インフルエンザの検査を怠らなかった。国の方針に従った他地域では一応発症患者がないことになっている。
>医療系メーリングリストで流れてくる情報では、現時点、少なくとも昨日の時点でも、
>東京都の渡航歴無し・渡航歴接触者なしの発熱患者への対応は従来と同じ
非常に恐ろしい状態なのである
今週後半から来週にかけて関東などその感染の広がりが判明すれば・・・その政治責任は、厚労省・都などに当然ながらある。政府は”騒ぐな”と国民を恫喝し、事の次第を矮小化しようとしている。・・・その方が予算措置がすくなくて住むし、経済第一主義の国是にあうというものと考えているのだろう。
とまとめられている。神戸の事例 [iza.ne.jp]でも渡航歴のない検体は「新型感染の遺伝子の詳細(PCR)検査が3日間“後回し”にされていた」そうだが、他の地域ではまったく手付かずとのこと。第3段階(感染拡大期、まん延期)への引き上げを見送れば、新型インフルエンザの検査地域を広げる必要がないので、政府広報レベルでは「感染地域の拡大防止」につながっているのでしょうね。
しかも内科開業医のお勉強日記 : 新型インフルエンザ 流行地域情報と添付文書改訂を早く! [exblog.jp]によれば、新型インフルエンザに感染している者の定義 [mhlw.go.jp]は国内発症者が出た後も変わっておらず、。
今でも、医療従事者向け情報も、国内発症後もそのまま放置されている(発熱外来対象者は、“38℃以上の発熱または急性呼吸器症状を認める +(かつ) 10日以内に“新型インフルエンザ患者/動物(ブタ等)と濃厚接触癧を有する者・新型インフルエンザが蔓延している国に滞在した者””となっている)
これでは新型インフルエンザ認定患者と直接接触することのない地方で、海外渡航歴のない人の新型インフルエンザ認定患者が増えないのも当然か。